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2013年(7)

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分类: SOLARIS

2013-03-15 09:00:55

 夢でも構わない、そこで彼女に会い、相手が理解しようがしまいが、さようなら、と言ってしまいたかった。 夢なら、夢が覚めるのはそれからでいい。 隼人が拳を握り締め、立ち尽くして官舎を眺めているのを兼田は黙って見ていたが、やがて、「いいか、ここでおとなしくしていろよ。 今、段取りを付けて来る。 いいか、あんたは臨時に武警へ派遣された特殊部隊の士官だ。 木更津のIDは持って来ているよな?」

「ああ。」「なら今夜はそっちの顔でいて貰おうか。」「分かった。」「それと、接見中は彼女にアクセスなんかするな。 その途端、色んな所からわんさと保安関係者が押し寄せて来るからね。 誇張はしてないぜ?」「分かった。」「じゃ、どこにも行かず、ここで待っていろよ。」 兼田は制帽を被り、真夜中なのにサングラスまで掛けると、官舎の正門へ消えた。

 隼人はタバコを取り出すと火を付け、空を見上げる。 首都圏より澄んだ夜空に白鳥や蠍、鷲や竪琴などが煌びやかに瞬いていた。 この辺りにはこの官舎群位しか明るい場所がない。 星を見るにはちょうどよさそうだ。 11の歳、初めてキナ臭い土地へ送られ、今一つ信用出来ない現地軍と共にゲリラと戦った。

 その時隼人が所属した『軍事顧問団』の軍曹が、こうして空を見上げ、様々な星座の形や星の物語を聞かせてくれたものだ。 もはや遥か昔に思える。 あの空とこの空では随分違う。 勿論、緯度が違うので、あの時見えていた十字架や伝説の冒険船は見るべくもないが、そんな実存ばかりでなく、心象も全く違って見える。 もう遥かに遠い昔の話だが???彼は車の脇、車体が官舎を照らす水銀灯を遮る位置に腰を降ろし、タバコをゆっくりくゆらせながら、天を仰いで星を眺め続けた。

 10分後、兼田がもう一人、制服姿の警備員を伴って帰って来ると、「新開中尉、待たせたな。 では頼む。 『参考人』を集会室に呼んで貰った。 用意はいいかな?」「ああ、いいよ。」「では、行こうか。」関連記事:
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