漫画に釣られ日本に来た私 By
初めて日本という国を知っているのは、物心を付いたときだった。
鉄腕アトムというアニメがきっかけだったような気がして、はっきり覚えてないが。
小学校の時≪聖闘士星矢≫にはまってしまい、毎日テレビの前でわくわくしながら放送を待ち、
親に叱られながら必死に毎回放送見ようとした。
小学校6年の時日本語を習い初め、中学校に入ってさらに日本語三昧の学生時代を送る。
外籍教師は5人、みんな優しくて面白い方だった。
うちのクラスをメインに担当してる仁科先生は小柄な60代の元気なおばあちゃんだった。
授業内容は自由で、日本の歌、物語、文化、あらゆるジャンルを教えてくれた。
そして毎回日本へ帰省から買えると、必ずお土産を全員にあげる。
印象に一番残るのが、使い心地抜群のボールペンだった、12歳の私たちにとって、
これ以上にないプレゼントで、使い切ると妙に寂しさが残るのが今も覚えてる。
おっと、題から外れそうになった(汗)。
中学校の時一番ハマったのが漫画だった。
中国の伝統的な4コマ漫画や≪小人書≫と違い、きらきらな目を持っている主人公、独特な画風に、
あっという間に吸い込まれ、小遣いのほとんどが漫画に注がれた。
最初に購入したのが確か≪らんま1/2≫、長編で、揃うまでにかなり時間がかかった、
それと同時に購入した漫画がいっぱいある。
≪ドラゴンボール≫≪幽游白書≫≪シティーハンター≫≪キャッツアイ≫≪王家の紋章≫≪キャプテン翼≫
≪SLAM DUNK≫。。。。。。。。数え切れないほどの漫画がセットごと家中に入って、成績はがぐんと落ちた。
当時の夢は、日本に行って、一番流行っている漫画を探し出し、通訳として中国に紹介することだった。
18歳の時、日本に来るチャンスがあるとき、真っ先に思ったんが、
これで漫画に書いている町で暮らせる、
漫画で書いてる見たことない食べ物を食べてみることができる。
そんな不真面目な理由で迷わずに日本に来た。
それから12年の歳月が流れ、いつのまにか社会人になり、
漫画が不自由に手に入ることができ、
まさに夢のような生活だった、
日本では読み終えた漫画を捨てるぐらい簡単に入り
中古書店行けば格安で全巻揃えることもできる。
でもなぜか漫画を読む意欲が落ちていた。
いい漫画は次から次へと出てくる。
漫画の数も質も中国にいるときと比べ物にならないぐらい、
それでも、12歳の時親に隠れてふとんの中で読む漫画が一番懐かしくて、面白かった。
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