リクルートのビジネスは、基本的に「前課金」型――すなわち、事前にクライアントからお金をいただくビジネスです。したがって、広告を出したのに商品が売れなかった場合には、「すいません。もう一度やりましょう」と営業がお客さんに働きかけて、再びリクルートへの期待を復活させなければなりません。つまり、「期待値調整」型のビジネスなのです。
それに対して、例えばリブセンスのような企業は、ユーザーと企業のマッチングが成功した場合に報酬をもらうという、「成果報酬」型の従量課金モデルです。さらには、最近は「ケイコとマナブ」の競合として「趣味なび」という非常にユニークなモデルのサイトが登場しています。このプラットフォームでは、企業の掲載、ユーザ利用、全て完全に無料です。じゃあ、どこで儲けるかというと、レッスン場で企業の販促プロモを試してもらい、そのクライアントから報酬を得ています。また、その場で得た感想を企業にフィードバックすれば、優れたリサーチ情報になります。