いやいや、そうではなくて。今は非常に困難な場面に陥っているんですよ、こんな緊張感のないことでどうしますか！ どんなにかつ丼にうっとりしてもです。考えるんです、ワタシ。どう答えるべきなのか。
一、お腹が減ったので食堂へ――ワタシならありえうですが、こんな時間に食堂に食べ物を漁りにいったら不審者です。
二、深夜のお散歩――ナゼ、こんなトコから出てくる必要があるのか説明するにはかなり苦しい言い訳が必要ですよ。
三、正直にお話する……「黙秘か。ならば、此方で勝手に判断する」 べ、別に黙秘権を行使しているのではありません。ただ相当な時間を費やしても上手い言い訳を思いつかないだけです。
なんですけど…… 現在の状況では喜べないような、むしろ、うすら寒いような、なんとも言えないようなそこはかとない危機感を感じるのはナゼでしょうかね。 とさり、と静かに下ろされました。ドコにって、その豪華なベットの上に……うえぇぇぇ～！ まさか、と思います。まさか『隊長』が。お相手にご不自由されていそうにない『隊長』が。但し、ちょっと疑惑浮上中の『隊長』が。「お前は人に知られずに忍んで此処に来た。此処に来たかったと、な」 はい～？ 四ですか、思いもよらない正解なんですね。確かにココに忍んで来る必要はありました。けれど、目的がココに来ること、とはどういうことでしょうか？ それ以上詮索されないのは助かりますケド、『隊長』の真意が量りかねます。グッチ 財布 ピンク って、え？ ワタシの疑問も解かれないまま『隊長』が長いおみ足を駆使してすたすた、と移動を開始されます。勿論ワタシは下ろされることなく、その腕に囚われたままです。「あの～……」 開かれた立派な窓を通り抜け、月明かりだけの室内に。そのまま行けば…… どうやら、階下の部屋の造りはワタシの部屋とそう大差はないようです。調度の類、飾りつけ、趣向の違いはありますが構造はそう変わらないみたいです。ならば、その足の赴く先は……まさか……主寝室？ そうですね、そういえばもうとっくに休んでいらしてもおかしくない時間ですもんね。その前に解放していただけるといいなぁ～と希望します。 わぁ～、この部屋の調度もご立派ですね、流石王宮！ とか感心してていいでしょうかね～クィーンサイズというのですか、そのサイズの豪華なベットは夢の天蓋付きですよ。新婚旅行とかがこういうお部屋だったらものすごく素敵ですよ、きっと。関連している文章：
Related articles:
阅读(105) | 评论(0) | 转发(0) |
