東京都三鷹市の精神障害者施設「むうぷ舎」（同市中原）が、昭和を代表する作家、太宰治（１９０９～１９４８年）のロゴマークをパッケージにデザインした手作りのオリジナルクッキーを発売した。地元で晩年を過ごした太宰の代表作の一つ「桜桃（おうとう）」にちなみ、ドライチェリーなどを使ってサクランボの風味を生かした新しい味わい。市の地域ブランド創出事業補助を活用した。
開発には施設のスタッフと利用者約３０人以上が参加。当初は生のサクランボを使おうとしたが、材料調達が難しいため断念。ドライチェリーに変更したが、クッキーに練り込むと酸味が強くなりすぎるため、チェリーブランデーを混ぜるなど試行錯誤を重ねたという。 太宰の遺族の承諾を得てロゴマークをデザインし、パッケージ作りには地元の印刷会社が協力した。
同施設では以前から、ココア味、紅茶味の手作りクッキーを販売しており、新作の「桜桃」を加えた３個入りを２袋ずつを１箱にして、むうぷ舎が運営するレストラン「食茶房むうぷ」（同市新川）などで千円（税込み）で販売する。いずれも手作りで無添加。 「食べ終わった後は読書のお供にしてほしい」（むうぷ舎）と、パッケージの中にはオリジナルのしおりも入っている。
むうぷ舎を運営する社会福祉法人むうぷでは「桜桃クッキーは商品開発からパッケージのデザインまで施設に通うメンバーが直接かかわった。障害を持つ彼らにとって『生まれてすいません』ではなく『生まれてよかった』と思えるような大きなやりがいになっている」と話している。
来年２月のバンクーバー冬季五輪の女子カーリング日本代表のチーム青森が１０日、北海道北見市の常呂町カーリングホールで強化合宿を公開。代表チームの愛称を「クリスタル?ジャパン」にすることを、チームロゴと合わせて発表した。
チームロゴはカーリングのハウス（ストーンを投げる目標の円）に、選手５人をイメージした結晶がちりばめられているデザイン。３月にＷＢＣで優勝した原監督率いる「侍ジャパン」のロゴを作成した、大手広告代理店クリエイターが参加した力作だ。ロゴを使ったキーホルダーなどグッズも展開し、収益を冬季パラリンピックの車いすカーリング「チェアカーリング」に寄付するという。セカンドのマリリンこと本橋麻里（２３）も「結晶のように、（プレーを）ひとつひとつ積み重ねていく上でも合っている」と大歓迎だ。
７日から始まった合宿は実戦中心で、地元男子チームなどと練習試合を１日最低１試合をこなし、１４日まで行う。「攻撃のショットに重きを置いて練習している」とスキップの目黒萌絵主将（２５）。“脱?娘”を図り、メダルへ加速する。
「FatBoySlit」は、切れ込みで文字を形作った英字フォント。Windowsに対応するTrueTypeフォントで、編集部にてWindows XPで動作確認した。非商用目的に限りフリーで利用可能な試用版を、12月末までの期間限定で作者のWebサイトからダウンロードできる。なお商用目的で利用したい場合には、本フォントを含む18種類のフォントが同梱された製品版を購入する必要がある。
フォントを大きく分類するなら、文字の読みやすさを優先するタイプと、そのデザインが主役となるタイプの2種類だろう。たとえば“Twitter”のロゴはまさに後者に該当し、あのフォントのデザインでなければTwitterらしさが薄れてしまうはずだ。
Twitterロゴのようにフォントありきのロゴを作成したい人にオススメするのが、超極太な英字フォント「FatBoySlit」だ。英数字と記号を収録し、文字の形を切れ込みで表現しているのが特長で、直線で構成される文字はより角張り、丸みのある文字はより丸くデザインされている。
アルファベットのなかには大きく変形した文字もあり、たとえば“S”は2つの半円がズレてくっついているようなデザインだ。なお本フォントは、同作者が10月限定で公開していた「FatBoyUltra」の派生版に当たり、「FatBoyUltra」は味付けの少ないシンプルな仕上がりになっている。
