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2008-09-24 22:30:29
１．「死ぬとき」
人はいつ死ぬと思う？
心臓をナイフで刺されたとき？いや違う！
猛毒のスープを飲んだとき？いや違う！
人は、人の心から忘れられた時にはじめで死ぬのさ！
２．「価値とは」
人は、その気になればどんな物にも自分を込めることができる。
料理や踊りにも、だから、錬金術師がやるように心をこめてみろ！
数字に心を込め、10億円と書いてみろ！
後で誰かが中に込められているお前の魂を見つけるだろう。
そうすれば、彼とお前は10億円がなくても、それを教授したと同じになるじゃないか。
３．「願望」
誰もいない通りを一人で歩く夢を見た。
目が覚めると、その通りに人はいっぱいいた。
僕が夢を見ている間、人々はどこへいっていたのだろうか。
もう一度眠って夢を見た。やはり誰もいなかった。
僕は歩いた。ずっと、ついに一人の男と会った。
彼に、他の人々はどこへ行ったのかと訊いた。
「皆君のいない夢を見るのに忙しいのだよ！」
４．「美」
彼女が美しいかね？
彼女が輝かしいかね？
彼女が優雅で、繊細で君の憧れであろう！
しかし、君の持っている心が私にはない。
どうして、それほどまでに彼女が愛しいのだ？
私には、同じ骨に皮をかぶった人形にしかみえないんだよ。
５．「存在」
あなたは、自分がここにいることを知っているのか？
この自分で所有できるのもが、自分の体だけであるこの世界で、
自分は、本当にここにいるとどう証明するのだ？
私なら簡単だ、君が今、私の問いについて考えているから、
その問いを出した私は、ここにいたのだろう！
6.「ココロの歌」
灯りが消え 席から立ち あなたがいた席を探したんだ。
ただ椅子だけがあり 行ってしまったのだろう。私の演奏を聴いてくれたのだろうか。
わからない ただ私は腰を折って挨拶をした。 あなたがそこにいるかのように。
私にできることはそれだけだから。
もう退場しよう 舞台を降りよう 姿を消そう あなたが消えたように
残ったのはあなたに聴かせてあげた私の心だけ。
私が与えることのできるすべてを込めた歌だけ。
7.「未来を」
ついに興味を失った すべての自然物から
死ぬことはできるが、罪を犯すことはできない
誰も手を触れることができぬもの 私はそれに触れ、それについて語った。
誰もそこから想像することはできないもの 私はそのすべてを掘り出した
そして私は幾度も味わった 味わうことのできない命までも
私は笑いながら死ぬことができる
私のように習慣に捧げて見る しかし 私が教えたこの驚異に
この力強い善意に 私が耐えるこの苦しみに
そうであれば未来を知るようになるだろう
8.「子供」
それはあなたの約束でしたが、今は私の約束です。
それはあなたの誓いでしたが、今は私の誓いです。
あなたがくれた果物を食べ、その汁を飲んで育った私はあなたの子供なのです。
あなたの夢を見る人間なのです。
