オリジナル版は、スーパーファミコン向けのソフトとして1992年12月6日に発売された。販売本数は245万本と、同年9月27日に発売されたスーパーファミコン版『ドラゴンクエストV』の280万本に迫り、名実ともに2大RPGの地位を確立した今作も前作に続いて「アクティブタイムバトルシステム(ATB)」が採用されている。今作ではATBのゲージが初めて登場し、次に誰がどれくらいで行動できるのかが分かるようになった容量が前作の2倍の16メガROMとなり演出面を向上させたのはもちろんだが、今作はFF3で登場した「ジョブチェンジシステム」が採用され、それに加えてそのジョブを育てて「アビリティ」を取得すると言う要素が加わったこの「アビリティ」は、一度修得すればほかのジョブでも装着可能となるため、これによりキャラクターのカスタマイズ性が極めて高くなり、同時に戦闘の自由度も非常に高くなったまた、特殊な効果を持つ武器や防具が多くあり、使いこなすことで有利に進めることができる特に、ストーリ後半で入手できる伝説の12武器は数値だけでは測れないような便利な能力を持っているその分レベルが比較的上がりにくくレベルアップの恩恵も少ないため、数値上の強さよりアビリティと戦略がモノをいうまた、今作より「オメガ」「しんりゅう」といった、ラスボスよりも強い敵がおまけで登場するようになった「オメガ」はたとえLv99かつ最強の武器で攻撃してもキズ一つつかない頑丈さを誇り、雷以外の全属性攻撃を吸収してしまう特性を持つ「しんりゅう」は開幕タイダルウェイブでパーティ全員を超オーバーキルする破壊力を誇るこのため、対策なしでは全く太刀打ちできない強さとなっている他のボスについても、正面から殴りまくるだけでは苦戦を強いられる事が多い反面、他のシリーズ作品に比べてやり込みや縛りプレイを意識したかのような仕様が多数あり、固定ダメージ攻撃が揃っている、殆どのボスに何かしらのステータス異常が有効であるなど攻略の幅が広い。.